SSブログ

F1 2021 Rd.21 Saudi Arabia GP [-F1 GP 2021]

F1GPRd21_SaudiArabia.jpg

 12/5にサウジアラビアのジェッダ市街地サーキットで開催された、F1 Rd.21 サウジアラビアGPは、メルセデスのLハミルトンが今季8勝目を飾りました。2位はレッドブル・ホンダのMフェルスタッペン、そして3位はメルセデスのVボッタスです。アルファタウリ・ホンダのPガスリーは6位入賞、同角田は14位完走、そしてレッドブル・ホンダのSペレスは赤旗中断後再スタートの15周目に、フェラーリのCルクレールと接触してリタイヤしています。

 今回はレース開始前に、先日逝去したSirフランク・ウィリアムズを偲んで黙祷が行われました(↑写真)。

F_Alonso.jpg

 アルピーヌのFアロンソも眼をひん剥くようなラップを予選で刻んだMフェルスタッペンでしたが、最終コーナーでコンクリートに接触、最速ラップは幻となり決勝は3番グリッドからのスタートです。決勝は10周目にハースのMシューマッハがコンクリートに接触して単独クラッシュ、黄旗の後14周目に赤旗中断になりました。

 再スタートではMフェルスタッペンが2コーナーをショートカットして強引にトップに立った直後、SペレスがフェラーリのCルクレールと接触してリタイア、再び赤旗中断となります。この赤旗中断中にレースコントロールのMマシから順位の入れ替えの提案を受けて、Mフェルスタッペンは3番グリッドに後退しました。無視すると審議にかけられてタイムペナルティを喰らっちゃいますからね。このときMフェルスタッペンは前回赤旗時に履き替えたハードタイヤを捨てミディアムタイヤに履き替えます。

 16周目の再々スタートでMフェルスタッペンは再びトップに立ちます。ミディアムタイヤのほうがハードより蹴り出しが良かったようです。しかしこのタイヤ選択が後半Mフェルスタッペンを苦しめることになりました。角田は9番手走行時23周目で前のアストンマーチンのSベッテルを2コーナで無理な追い越しを仕掛けてフロントウィングを失い最後尾まで落ちてしまいます。これでバーチャル・セーフティー・カー(速度を30%低減)になりました。

 37周目にLハミルトンはメディアムタイヤが辛くなったMフェルスタッペンに追いつき、追い越しを仕掛けますが、Mフェリスタッペンはまたしても2コーナーをショートカットして順位を守ったものの、38周目最終コーナーでにチームから順位を戻そうとして減速したところに後ろから来たLハミルトンに接触してしまいます。これでMフェルスタッペンは10秒ペナルティ、さらに結果として順位を戻していないので5秒ペナルティも受けてしまいました。

 今回のレースは結果として大荒れだったのですが、要因は次のようなことが考えられると思います。

1.コースレイアウトが悪い

 最速の市街地サーキットをうたっていますが、高速でブラインドなコースで、コンクリートウォールが迫ってくるなんてありえません。次回は2023年開催予定ですが、その際はぜひとも別に常設コースを用意していただきたいところです。

2.Mフェルスタッペンのルールを無視した走行

 今回でMフェルスタッペンは3回ルール違反をしています。チームは「ハード・レーシングだ」としていますが、他のドライバーはルールを守っているので、これはいただけません。逆に言えばレッドブルとメルセデスの実力が接近しているので、それだけにMフェルスタッペンを追い詰めているのかもしれません。 

 今回のレースで、Lハミルトンはファステストラップも記録しているので、これでなんとMフェルスタッペンと同点で並びました。ただし優勝回数がMフェルスタッペンのほうが多い(9勝)ので、次戦アブダビGPでダブルリタイヤになれば、ワールドチャンピオンはMフェルスタッペンということになりますが、そんなカタチではなくどちらが勝つにせよ、クリーンなレースをしていただきたいところです。

F1GP_Rd21_SaudiArabia_2.jpg


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。